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Active Directoryの概要
Active Directory(AD) は、Microsoftが提供する一元化ネットワーク向けのドメイン管理システムです。ADを使用すると、ユーザーの追加、権限の定義、情報の保存と管理、ユーザーアカウントの認可と認証を行えます。
Zoho Directoryの概要
Zoho Directory(ZD) は、ADアカウントに保存されているユーザーアカウントとパスワードの同期を開始する、一元化されたユーザーディレクトリです。これにより、すべてのユーザーデータを共通のディレクトリで整理、管理できます。
- ADとZDの同期を実行できるのは管理者のみです。
- 一方向同期のため、LDAPサーバー内のデータが変更されることはありません。
- ZDはスケジュール同期を開始し、常に安全に動作します。
アクセス権限
Zoho Directoryを使用して同期を実行できるのは、組織の管理者のみです。
管理者ユーザーとサービス管理者ユーザーは、Zoho Directoryにアクセスできます。
仕組み
ZDは、ユーザーデータの同期に Lightweight Directory Access Protocol(LDAP) を使用します。ADアカウントとZDアカウントのユーザーデータを比較するために、LDAP経由でZohoアカウントにクエリーが送信されます。Zoho内のユーザーアカウントをADのユーザーアカウントと一致させるために同期が開始されます。
一般要件
- Qntrlアカウント。
- 会社のドメイン名。
システム要件
- Zoho Directoryをインストールする前に、いくつかのシステム要件を満たす必要があります。
- ブラウザー - Internet Explorer 9以上。
- OS - Windows 7以上。
- Microsoft C++ ランタイム再頒布可能パッケージ 2010以上。
- .NET Framework 4.0以上。上位バージョンがインストールされている場合も、PDCとローカルシステムに.NET Framework 4.0がインストールされていることを確認してください。
- ドメイン全体の管理者権限。Zohoドメインへのネットワーク接続では、プロキシやファイアウォールを使用しないことをおすすめします。
- 512MB以上のRAMが必要です。会社の従業員数が1万人を超える場合は、1GB以上のRAMを使用すると同期が速くなります。
Zoho Directoryの初期設定
アカウントとユーザーの関連付け
に移動し、[Zoho Directory]を[ユーザー管理]配下で選択します。
- [同期]をクリックします。
-
Zoho Directory(directory.zoho.com)が新しいタブで開きます。
- [開始]をクリックします。
- アカウントとユーザーをZDに関連付けるには、[はい]、[関連付け]をクリックします。
- アカウントが関連付けられると、成功メッセージが表示されます。
- 組織内のユーザーを管理するには、[アプリケーションの管理]をクリックします。
SAML認証
SAML(Security Assertion Markup Language)を使用すると、ユーザーはシングルサインオン設定でログインできます。
SAML認証を設定するには、次の手順を実行します。
- Zoho Directoryページで、左側のパネルから [組織] を選択します。
- [設定] ボタンをクリックします。
- 詳細を設定し、 [保存]をクリックします。
ドメインの認証
ZDをインストールする前に、会社のドメイン名を追加して認証する必要があります。
- Zoho Directoryページで、左側のパネルから [ドメイン] を選択します。
- [ドメインを 追加] ボタンをクリックします。
- 会社のドメイン名を入力します。
- TXTまたはCNAME方式でドメインを認証できます。表示される手順に従い、 [認証] ボタンをクリックして認証を開始します。
ドメインの認証が完了すると、Zoho Directory Syncツールをダウンロードできます。
Zoho Directoryウィンドウで、次の手順を実行します。
- 左側のパネルから[Active Directory]を選択します。
- [ダウンロード]をクリックします。
ZohoDirectorySync.msi という名前のZoho Directory同期ファイルがダウンロードされます。
ダウンロードが完了したら、アプリケーションを実行し、インストールウィザードに表示される手順に従ってツールをコンピューターにインストールします。
Zoho Directoryのインストール手順
1. インストール
同期ツールをインストールすると、ようこそ画面が表示されます。続行するには、[次へ]をクリックします。
2. Zohoの設定
-
- 新しいウィンドウはaccounts.zoho.comにリダイレクトされ、OAuthトークンが生成されます。このトークンは、以降のリクエストの処理に使用できます。
ログインに成功すると、管理者と組織の詳細がツールに表示されます。
- ツールをインストールできるのは、Admin Consoleの使用権限を持つユーザー(管理者ユーザー)のみです。
- サーバーへの接続時にエラーが発生する場合は、プロキシ設定を使用して認証する必要がある場合があります。
- 組織の現在の管理者には、Zoho Directory Syncの所有権と認可権限が付与されます。管理者権限を変更するには、現在の管理者が新しい管理者に所有権を再認証する必要があります。
3. LDAP認証情報
- ドメインの詳細を入力し、[追加]をクリックします。
- ドメインコントローラー名はコンマ区切りで、完全修飾名である必要があります。
- ドメインの一覧が表示されます。
- [ドメインを追加]ボタンをクリックすると、ドメインを含めることができます。
4. 同期設定
同期ルールはこちらで設定できます。このセクションは、さらに4つのサブセクションに分かれています。
4.1 OU/ユーザーのフィルター
- 組織単位を追加するには、[OUを追加]をクリックします。
- 詳細を入力し、[送信]をクリックします。
- クエリーを適用するDNは、単一または複数選択できます。
4.2 除外ルール
条件に基づくルールをこちらで追加できます。このルールは同期の実行時に考慮されます。
- [ルールを追加]をクリックします。
- 詳細を入力し、[送信]をクリックします。
4.3 属性の定義
属性はこちらで選択できます。設定した属性に基づいて同期が実行されます。
属性を編集するには、次の手順を実行します。
- 属性にカーソルを合わせ、
をクリックします。
- 必要な変更を行い、[保存]をクリックします。
4.4 同期設定
同期設定では、LDAPサーバーからアカウントが削除または無効化された場合に実行する処理を設定できます。詳細を入力し、[保存]をクリックします。
5. ディレクトリー同期
ディレクトリー同期では、同期に含めるユーザーまたはグループを選択できます。
- 更新対象のユーザー:LDAPサーバーで更新されたユーザーがこちらに一覧表示されます。ZDと属性を同期するには、[同期]をクリックします。
- 作成対象のユーザー:LDAPの結果に含まれる新しいユーザーがこちらに一覧表示されます。ZDに追加するユーザーを選択し、[同期]をクリックします。
- 無効化対象のユーザー:LDAPの結果に含まれないユーザーがこちらに一覧表示されます。
- 更新対象のグループ:LDAPサーバーで更新されたグループがこちらに一覧表示されます。ZDと属性を同期するには、[同期]をクリックします。
- 作成対象のグループ:LDAPの結果に含まれる新しいグループがこちらに一覧表示されます。ZDに追加するグループを選択し、[同期]をクリックします。
- 無効化対象のグループ:LDAPの結果に含まれないグループがこちらに一覧表示されます。
6. パスワード同期
パスワード同期により、エンドユーザーはさまざまなシステムやアプリケーションで、単一のIDと単一のパスワードポリシーを使用できます。
要件:
- パスワード同期ツールは、プライマリドメインコントローラーを含むドメイン内のすべてのドメインコントローラーにインストールする必要があります。
- ドメインコントローラーは、Server Coreインストールではなくフルインストールである必要があります。
- ドメインコントローラーには、Microsoft .NET Framework 2.0または3.5プロファイルがインストールされている必要があります。上位バージョンがある場合でも、.NET Framework 2.0または3.5もインストールされていることを確認してください。
- パスワード同期ツールのインストールを開始する前に、Message Queuingサービスが有効で実行中であることを確認してください。
パスワード同期エージェントをインストールする前にユーザーを追加した場合、そのユーザーには初期パスワードが付与されます。ユーザーは最初に初期パスワードでログインでき、後で変更できます。
パスワード同期エージェントをインストールすると、新しく追加されたユーザーのパスワードはActive Directoryと同期されます。ただし、既存ユーザーのパスワードは読み取られません。
すべてのユーザーのパスワードを同期できるのは、ユーザーが自分のアカウントのパスワードを変更した場合のみです。新しいパスワードはActive Directoryと同期されます。
7. 同期スケジュール
同期をスケジュールする頻度を設定できます。設定した同期間隔で同期が自動的に実行されます。
8. レポート
レポートには、すべての同期履歴が一覧表示されます。各同期のステータスはこちらで確認できます。同期に失敗した場合は、操作を再試行できます。
9. 設定
プロキシ設定をこちらでカスタマイズできます。
トラブルシューティング
- Zoho Directoryでは、各ユーザーにつき1つのアカウントのみサポートされます。ユーザーがQntrlで複数の組織に所属している場合でも、ディレクトリー内のユーザーデータに保持できるのは1つの組織の詳細のみです。
- ZD内の組織のQntrlサービスは、1人のユーザー(管理者を推奨)のみが管理できます。ユーザーがZDのQntrlサービスに参加すると、現在のQntrl組織にリンクされます。複数の組織に所属するユーザーについて、複数の管理者がそのユーザーのデータを同期しようとすると、エラーが発生します。